「居場所を求め16歳で結婚|初めての自分の居場所・パートナーをダメにする関係<2>

中学生になった私は「どうせ家に帰っても誰もいないし…」と、同じように家に帰っても誰もいない友達たちと一緒にいることが多くなりました。同じような環境で過ごしてきた友達と一緒にいるときだけは他の家と違う劣等感を感じることなく楽しい時間でした。

夜遊びをし行動範囲も広がってくると今までは出逢うことのなかった様々な人と出逢います。そんな中、年上で当時既に社会に出て働いていた彼と出会いました。早く大人になりたいという気持ち、興味や断ったら嫌われるかも…そんな様々な気持ちもあり大人の関係になりました。
彼は優しくて誰よりも私を優先して考えてくれました。
今まで誰かに大切にされてきたことがなかった私は彼の傍にいると本当に安心でき今ままでに感じたことのない安心感を感じることができましたが、それと同時に彼が離れて行かないように、そして誰にもとられないようにと考えるうちに学校にも行かなくなっていました。そして彼が仕事に行こうとすると不機嫌になったり行かないで!と引き留めるようになりました。

優しい彼は私のわがままを困った顔をしながら聞き入れ、当初は仕事を休んでくれましたが、そんなことをしていると仕事にも行きにくくなり仕事をやめてしうことになりました、生活というところまで考えが及ばなかった私は一緒にいれれば幸せでしたが、そのうちお金は底をついてしまいました。働かなければお金がなくなり生活ができない。当時まだ働くことのできない年齢の私は彼が働いている間暇で寂しく不安になる。この悪循環を打破し私を安心させるために彼が提案してくれたのが結婚するという形でした。彼の両親も全面的に協力してくれるということで結婚話しはトントン拍子にきまりました。

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