「言葉足らずが深める親子の憎悪」<3>

離れたくない!誰にもとられたくない!今まで誰かに一番大切にされたことがなかった私は夫に依存し、仕事にも行かないで!とわがままを言い、困った夫が提案した、私が安心する方法が結婚でした。

仕事にいく夫、夫がいない間ひまなわたし。
ただ夫の帰りを待っている時間は苦痛でしかありませんでした。

そんな時、ぼーっと見ていたテレビドラマでは一般的な家庭が描かれていました。こどもと笑顔で過ごす笑顔のお母さん、かつて幼い頃夢見ていた家庭でした。

結婚した今なら自分の手で夢見ていた家庭を築けるかもしれない…そんな想いがふつふつと湧き「こどもがほしい」と夫に伝えました。

もともと子どもが好きだった夫は喜んで賛成してくれ
はれて第一子を身ごもりました。

私のことなんて興味ないと思うからと…妊娠の報告も自分の母には必要ないと思っていましたが夫の両親にちゃんと伝えておいでと言われいやいやながら母に伝えました。母からの言葉は「わかった・頑張って」の一言でした。「ほら!あの人はわたしのことに興味なんてないんだから、わざわざ興味のないこと報告することないんだよ」と母への憎悪がよみがえりながらの帰路となりました

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