受賞報告

親愛なる皆様へのご報告

令和3年度 程ヶ谷基金 男女共同参画・少子化関連顕彰事業にて活動賞を受賞いたしました。

賞の紹介

男女共同参画社会の推進、並びに少子化対策が、わが国の健全なる発展に極めて重要であるとの基本認識に立ち、若手研究者等の研究・活動の一層の推進を目指すことを目的とした顕彰事業です。公益財団法人程ヶ谷基金

賞を受賞した活動概要

自分のことを後回しにしがちな未就学児をもつ親が、病に気付くのが遅れたことにより子どもの成長を見守れなくなってしまう事態を防ぐことを目的として、無料で受診することができる乳がんエコー検診体験など健康診断のイベントを開催している(今後子宮頸がん検診も開催予定)。 医療関係者や行政を巻き込んで、室内遊戯施設を活用し、子供たちが遊んでいる間に受診できる環境を整え、要精密検査の結果が出た場合は、提携医院を紹介し、親たちの命を守る活動。

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審査員選考理由

母親は自分のことが二の次三の次になってしまう状況で、子どもを遊ばせながらの健康診断や乳がん検診に着目した点、親たちの健康を守り、病院とも連携して命を救う活動を続けている点を評価。 当日キャンセルでも即時繰り上げ参加が可能な独自キャンセル待ちシステム、コロナ禍で来店者数が激減している室内遊戯施設の有効活用、新顧客との出会いを求めている企業協賛を募った無料開催など、アイデアに溢れ、これまで多くの人が求めている支援を続けている点が評価されました。

代表理事メッセージ

このイベントは当協会だけでは成し得ることができない取組みです。この場をお借りしまして、関係者の皆様に、先ずお礼の言葉を述べさせていただきます。 活動主旨に賛同の上、共に伴走し、活動を応援してくださったすべての皆様と共に受賞した賞だと思っております。かかわっていただいている皆様へ深く感謝申し上げます。

コロナ禍 幼い子どもをお世話しているママたちの現状と活動動機

感染予防が徹底できない幼い子どもたちを育てているママたちは、感染を恐れ外出を控え、自分の体調不良すら我慢している状況下、検診なんて頭の中に浮かぶこともありません。

このままでは数年後には子どもの成長を傍で見守れなくなってしまうママや大好きなママと一緒にいられなくなってしまう親子が出てきてしまう!そんな不安が頭をよぎったとき、30代で3人の幼い子どもを残してあの世へ旅立った親友の顔が思い浮かびました。

    1. 「あの時の子どもたちのような想いをする子をだしてはいけない!」
  1.  
      「あの時の親友のような想いをする人を出したくない!」

どうしたら感染対策を講じながらママの健康を守れるかを考え始めた頃、同じようにママたちの健康を危惧している医療従事者で構成されてる一般社団法人乳がん予防医学推進協会様との出会いがありました。

私が思い描いている計画を真剣に聞き「ぜひ実現させましょう」と各種申請や機器や医師などをご手配下さり、無謀だと思えた計画を実現へ導いてくださりました。

検診を受診しないママたちの声

ママの声1

ママの声2

ママの声3

ママたちが「検診に行こう」と思うにはどうしたらいい?

「子どもを遊ばせている間に検診ができるようにしたらママの声1と2は解決できるね。」

「まだ、検診は必要ない」と考えているママも、まずは足を運んでもらって検診の大切さを伝えたい!無料ならば「必要はないけれど行ってみようかな?と思ってもらえるかな?」

「1回きりではなく今後継続的に検診に行ってもらえるように必要性を感じてもらいたいよね」と、最新のがん情報がわかるガンファイナンスを。

 

「忙しいママたちに日頃から自分でチェックできる方法を伝えられたら安心だね。」とセルフケアのレクチャーもプログラムに入れました。

主旨に賛同し協賛いただいている企業様

診療所としての要件をクリアでき、子どもたちが安心して遊べる場所として、以前よりお付き合いがあった室内遊戯施設様へご相談させていただいたところご快諾いただけました。(ハピピランド様

医師代、技師代、レンタル機器代、会場費、人件費、等々必要な費用をあつめなければと、協賛金をご提供くださる企業様にご相談しこちらもご快諾いただけました。(オリックス生命様

当初の予算では70名が精いっぱいだと思っていた当イベントも、キャンセル待ちが多い状態から「必要としてくれている人がいるならば」と、追加開催が続き2021年12月9日で8回目を終え、延べ207名のママたちにご参加いただくことができました。

今後の展望

まだまだ継続開催ができるだけの盤石なシステムが構築されていない状況ではありますが、この賞をいただいたことで、今後も末永く継続していけるように環境を整えていこうと強く思いました。

また、2022年6月には、第1回目にご参加いただいた方々も検診から1年が経過することから、初めてさんだけではなく2年目以降も引き続き気軽に検診を受診いただける機会も提供できるように活動を拡充していけるよう邁進していきたいと思います。

改めまして、この度は素晴らしい賞を授与いただき、ありがとうございました。

2021年12月10日
 シュフレ協会 代表理事 武次直美

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